食彩品館.jp

温石〈おんじゃく)〈愛知県岡崎市)お昼の弁当1600円をいただく。

趣味その他|2013/07/20 posted.

温石〈おんじゃく)〈愛知県岡崎市)
岡崎市井内町字西浦42-1
℡0564-58-0085
営業時間
11:30~14:00(L.O.13:30)
18:00~22:00(L.O.21:00)
定休日  日曜日
駐車場  8台
20130706

 当日の昼前に電話して予約。「お客様が満席なので空いたら電話します」との返事。
さあ、困ったぞ。「今、空きました」と言われてもすぐに行ける距離ではない。早々に出発して12:30分に到着。温石の前にあるディスカウント衣料品「しばぎん」で時間をつぶす。
●アミポしばぎん(℡0564-51-1732)
20130706_2

290円の上下セットを購入(笑)
20130706_5299
2

 もうそろそろかなと思い、再度電話を入れると「12:45分頃に来てください」。
ということで指定時刻に到着。前客と入れ替わりに店に入るとカウンターに予約席と表示されていたので名前を言って席につく。
一枚板のカウンターはテーブルといって良いほど広く作ってある。

ウンター内ではご主人が一生懸命に料理を作っている。一人で調理していて、尚且つ出す直前に手を加える料理が多いのでかなり大変そう。それでも思わず拍手
したくなるほど手際よく次々と料理を出しています。これだけ手間がかかっているのにねぇ。まだ若いのに頭が下がります。
カウンターに6席。テーブルが4卓。いずれも女性比率が高く、年齢層が高い。
昼のメニューは「温石弁当 1,600円」のみ。付き出し、小吸物、三間弁当、ご飯、デザート。
20130706_3

 まずは小鉢が通された。上に乗っているのはイサキ。野菜はほうれん草とおかひじき。これを食べた瞬間、「今日の店選択は“アタリ”」を確信。
20130706_3_2

続いて細長い茶碗蒸しと思ったら「とろろそーめん」。これはボチボチ。でも「とろろそーめん」をこの器で出すという意外な展開にちょっとワクワク。
20130706_4

メインの三間弁当とごはん・漬物・味噌汁が登場。
20130706_3_3

三間弁当は左に刺身、中に焼き物、右に煮物。
刺身は平目とカツオと本マグロ。この値段で本マグロ中トロ入り。
2_20130706_3

焼き物は生サーモン系。煮こごりもつく。サツマイモがグッド。
煮物はなんと暖かいまま。てっきり冷製と思っていたのでサブライズ。味がすばらしい。しっかりと出汁が効いていて尚且つ、トロミも絶妙。グッドジョブ。
煮こごりもすばらしい。味はちょっぴり薄味だけど。
ごはんも美味しいけど味噌汁も良いのですよ。これが。赤味噌に米味噌ブレンドでしょうか。麹の香りがたまりません。
最後に出された自家製デザートを堪能しながらご主人の野菜下調理を眺める。
20130706_17
20130706_18

アスパラ、白ネギ、ズイキの下調理の手際の良さに感心。妻と二人で「立派だねぇ」と仕事ぶりに見惚れていたら次の予約客が到着したようなので席を立つ。
 ところで、この店の女性はどこかできちんとした接客を習った方ですね。背筋がピンと伸びた姿勢のままのお辞儀の角度といい、受け答えの仕方も好感が持てる。
老舗の旅館の女将のような客あしらいではなく、アマチュアが一生懸命に努力して身に付けた接客作法です。そういった印象でした。
 夜の8,000円コースを食べてみたいと本当に思いました。
原価率(手間:人件費と材料原価)が高そうなランチは夜のコースへ客をいざなうためではなく、ご主人のおもてなしの心によるものと勝手に推測。
見た目麗しく、料理の味も素晴らしい。いかにも中高年の女性客好みな店ですが、当方のような後期中年夫婦にも満足できる美味しくて気軽に利用できる料理屋さんでしたよ。丁度、懐に温石を入れたように気持ちも体もあたたまりました。もてなし温石です。

==================

★食彩賓館記事は全部で5000記事ほどあります。食事関係の記事索引は 項目別記事一覧ページ 中段付近に「●商品<食品>関係」や「●食事<和・洋・中>関係」 項目があります。